F1 第15戦 シンガポールGP:プレビュー

2008年09月25日 14:58

 F1 2008年シーズンも残すところ4戦となった。ヨーロッパラウンドは前戦イタリアで終幕し、次はアジア3連戦となる。アジアラウンドの初戦の舞台はシンガポール。今年から新たに加えられたグランプリである。
 今回のグランプリで最も注目を集めているのがナイトレースである。MOTO GPやIRLでは採用されているナイトレースだが、F1で採用されるのは史上初。時速300km近いスピードで、視界をちゃんと確保出来るのかはやや心配ではあるが、初の試みと言う事で期待も大きい。
F1 Rd.15(20080925)
(画像はGPUpdate.netより)
 今シーズンも終盤に入り、タイトル争いも白熱している。ポイントリーダーはマクラーレンのルイス・ハミルトンで78ポイント。そして1ポイントビハインドでフェラーリのフェリペ・マッサが続いている。3位にはBMWザウバーのロバート・クビサが続いているものの、すでにハミルトンから14ポイント遅れており、事実上上位2人にタイトル争いは絞られている。
 現在勢いで言うならばマッサの方が勢いがあり、初日から流れに乗れれば、ポール・トゥ・ウィンも十分に考えられる。一方ハミルトンには焦りが見受けられる。ベルギーではシケインをショートカット。是イタリアでは荒々しいドライビングで他のドライバーから非難を浴びた。昨年もシーズン終盤までタイトル争いをリードしていたが、残り2戦で失速している。昨年よりもメンタル面は強くなっただろうが、ここ数戦を観る限り、メンタル面に不安を残している。
 マシンに目を向ければ、フェラーリがやや有利かと思われる。今回ブリヂストンが持ち込むタイヤはスーパーソフトとソフト。熱の入りやすいタイヤである。今シーズンのフェラーリのマシンはタイヤに熱が入りにくい傾向があるが、ソフト寄りのタイヤなため、その弱点は出にくくなる。一方マクラーレンはタイヤに熱が入りやすいが、言い換えればタイヤへの負担が大きく、ソフト寄りのタイヤだとフェラーリと比べ、タイヤへの負担が大きい。ナイトレースのため、路面温度も低そうに思えるが、シンガポールは夜でも気温は高く、路面温度も通常のグランプリとほぼ同じになるとブリヂストンは予測している。しかし、今週末の死がポールは雨と天気予報は伝えており、そうなると路面温度が下がり、マクラーレンに有利に働く可能性が高い。その雨も豪雨になるようで、コース幅が比較的狭い公道サーキットではサバイバル戦になるかもしれない。マシンの速さよりも、無事にゴールまでマシンを運べるかが重要な要素となる。
F2008(20080905)
MP4-23(20080802)-2
(画像はGPUpdate.netより)
 来年のマシンの開発にシフトしたHonda Racing F1 Teamは今シーズンの残りのレースを小規模なアップデートで乗り切る事になる。今回のレースはソフト寄りのタイヤを使用する事になるのだが、今年のマシンは上手くソフトタイヤを使えない傾向がある。グレイニングが出やすく、グリップもしないと、今シーズンのソフトタイヤの使い方に苦戦している。今回のレースもあまり期待は出来ないが、雨と言う要素がどう働くかに注目したい。コースコンディションが変わるレースならば、ポイント獲得圏内近くまで上がれる可能性もあり、チームとしてもそこに賭けるしかないだろう。ドライならば予選ではQ1敗退、決勝でも10位以降を走る事になるだろう。
RA108(20080913)-2
(画像はGPUpdate.netより)


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