カンポスのコックピット、FIAのテストに合格

2009年11月26日 08:00

 来年F1に新規参入するカンポス・メタのマシンのコックピットがFIAのテストに合格した事が明らかとなった。カンポスのマシンはダラーラの施設で開発されたものである。

 カンポスのテクニカルディレクターであるアントニオ・クケレラは「コックピットの承認はF1マシンのステータスと品質を明確にする重要なポイントだ。われわれのコックピットが完全に承認を受けたことによって、われわれは特権的な地位に立ち、マシン開発を続けていくことができる。ダラーラはすべてを予定通りに成し遂げ、最初のテストにすべて合格するという素晴らしい仕事をしてくれた。」とコメントした。また、リア部分に関しても「まだ同じ手順でリア構造の承認をパスしなければならないが、内的なテストはすでに合格している。」と述べ、カンポスのマシンは順調に開発されているようだ。

 チームのオーナーであるエイドリアン・カンポスは今回の合格に対して「今回の承認テスト合格はわれわれがF1に参戦するにあたって集めたパートナーおよびサプライヤーの技術的な強さを示している。当初のスケジュールを全うするという目的に妥協を示してくれたダラーラに感謝したい。まだ目の前には長い道のりが続いているが、現段階ではバーレーンでのシーズン最初の週末に出走するために必要とされる、すべてのステップをカバーできると確信している」 と来年に向けての準備が着々と進んでいると述べた。

可夢偉、ルノーと交渉中か

2009年11月25日 21:27

 トヨタがF1から撤退した事で、確実だと思われた来季のシートを失った小林可夢偉だが、フランスのメディアが可夢偉は現在ルノーと交渉を行っていると報道した。

 今シーズンの終盤2戦に出場し、アグレッシブな走りを見せた可夢偉は来季はトヨタのシートに収まる事が確実視されていたが、そのトヨタがF1から撤退した事で、来季のシートを探さなくてはならなくなった。メディアによれば可夢偉は幾つかのスポンサーの後押しによって交渉を行っていると言う。そのスポンサーがトヨタをスポンサードした「Panasonic」と「KDDI」の日系企業であると報じている。ルノーは今シーズン、"クラッシュゲート"の影響でタイトルスポンサーである「ING」を失っており(どちらにせよ今シーズン限りのスポンサーシップの契約だったが)、新しいスポンサーを獲得する必要がある。特に「Panasonic」は長年トヨタのタイトルスポンサーを務めており、可夢偉がこのスポンサーを持ち込めば、「Panasonic」がタイトルスポンサーに就く可能性もある。可夢偉が来年シートを得られるかは、このスポンサーが大きく影響する事になりそうだ。

ザウバー、参戦出来ない可能性も

2009年11月25日 08:00

 来年のF1へのエントリー承認を待つ旧BMWザウバーだが、エントリーの承認の前にチーム存続の危機に直面しているようだ。旧BMWザウバーを買収したカドバックが来年参戦するための資金が十分ではないため、チーム自体の存続が危ぶまれている。

 カドバックの中心人物であるラッセル・キング氏は保険詐欺で服役した経験があり、その事で資金が裁判所によって凍結されているとスイスのメディアが報じている。また、カドバックのバックには中東の富裕な人物がいるとの噂もあったが、それは単なる噂だった可能性もあると同メディアが報じている。この事が事実であるなら、チームは来年に必要な予算を有していない事となる。キング氏は各チームに支払われる商業収入を参戦費に充てるつもりだったが、FIA側はまずは参戦するために資金源をはっきりとさせ、来シーズンの最終戦まで闘えるだけの資金を有しているかを確認してから商業収入を支払うつもりのようで、現在チームはFIAが納得するだけの資金を有していないようである。その事がエントリーが承認されない大きな理由となっているようだ。

 FIAが最終のエントリーリストを発表するのは今月末で、旧BMWザウバーにはあまり時間が残されておらず、来年への参戦に暗雲が立ち込めている。
BMW Sauber(20091124)
(画像はGPUpdate.netより)

イギリスGP、最終期限が設定される

2009年11月24日 11:33

 来年からドニントン・パークでの開催が予定されていたイギリスGPだが、ドニントンが必要な資金を用意出来なかった事から開催を断念した事で、イギリスGPのカレンダーからの消滅の可能性が高まっている。現在イギリスでF1を開催出来るサーキットは今年まで開催されたシルバーストンしかなく、そのシルバーストンもドニントンから開催権の奪還を試みようとしているものの、バーニー・エクレストンとの交渉が進んでいない。しびれを切らしたエクレストンは来年のカレンダーが承認されるFIAミーティングが開かれる日、12月9日を最終期限として設定。これまでに契約書にサインしなければカレンダーから外すと断言した。

 エクレストンは「12月9日の会議で、彼らのカレンダー落ちが決定する。それまでに契約が結ばれなければイギリスGPは消滅する」とメディアに語る。また、「彼らにはサインするための契約を提示したが、そうしなかったんだ」とも語っており、シルバーストン側が契約を渋っているようだ。メディアによればシルバーストン側は来年だけではなく、複数年の契約を希望しており、その事で両者の折り合いがつかないようだ。何にせよ12月9日までにどちらかが歩み寄らない限り、伝統ある1戦がカレンダーから消滅する事になるのである。

メルセデスGP、ロズベルグの起用を発表

2009年11月23日 22:57

 来年からブラウンGPからフルワークス体制となる、メルセデスGPが噂通りニコ・ロズベルグの起用を発表した。フルワークス体制となった事でメルセデスはドイツ人ドライバーの起用を希望しており、その希望通りドイツ人ドライバーであるロズベルグを起用する事となった。

 ロズベルグは「メルセデスのドライバーとして、2010年に再出発を果たすシルバーアローの一員になれることを本当にうれしく思う。F1を見ても、モータースポーツでこれだけ長く成功を収めた企業はほかにない。新しいメルセデスのチームでドライバーを務め、ロス・ブラウンと共に働けることをとても誇りに思う。これまで以上にやる気になっているし、シルバーアローの新車のテスト開始や2010年3月14日に始まるシーズン開幕戦が待ち切れないよ」と来シーズンに向けて興奮気味のコメントをした。

 チーム代表のロス・ブラウンは「ニコ・ロズベルグをわれわれのメルセデスチームに迎えることをうれしく思う。また、共に働くことを本当に楽しみにしている。ニコは素晴らしい才能を持ったドライバーで、F1では4年の経験がある。加入してすぐさまチームのために貴重な貢献をしてくれるはずだ。彼の父ケケとは、ケケのF1キャリアの中で共に働いたことがある。ニコが父の後に続く姿を見るのは最高だ。2009年はニコのベストシーズンだったと思うが、彼が来年メルセデスでわれわれと共にさらに成長してくれることを期待する」とロズベルグに期待を寄せる。

 メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長であるノルベルト・ハウグも「ニコは積極的な野心を抱き、われわれも積極的な野心を抱いているので、一緒に多くのことを成し遂げたいと思っている。彼と一緒に働くことが本当に楽しみだ」と歓迎のコメントを語った。

 ジェンソン・バトンがマクラーレンへ移籍したため、チームはロズベルグのチームメイトを探さなくてはならない。噂ではドイツ人ドライバーであるニック・ハイドフェルドが起用されるのではないかと言われている。

ロペス、USF1と契約か

2009年11月23日 13:42

 来年F1に新規参入するUSF1のドライバー候補は色々噂されているが、ここにきてアルゼンチン人ドライバーのホセ・マリア・ロペスがUSF1と契約を交わしたとメディアが報じている。ロペスはかつてGP2に参戦しており、ルノーF1のテストドライバーも務めた事がある。

 今回の契約は条件付きの契約で、その条件はスポンサーを持ちこむ事である。その額は800万ドル(約7億1,000万円)と噂されている。現在ロペスの父によれば提示された金額の20%が不足しているようで、まだロペスがUSF1をドライブ出来るかは確定していない。USF1のスポーティングディレクターであるピーター・ウィンザーは懸念されているスーパーライセンスについては「彼はルノーのテストドライバーとしてかなりの距離を走っているので、スーパーライセンスは問題にならないと思う」と語り、ロペスとの契約に関しては「できるだけ早く契約を結びたい。チームとドライバーの双方にとって、できる限り早く契約を結ぶことが重要だが、今はまだ契約を交わしていないため、これ以上のことを話すのは不適切だろう」とコメントしている。

イギリスGP消滅の可能性も

2009年11月22日 11:47

 先日、来年イギリスGP開催地に決まっていたドニントンパーク・サーキットが会社再建手続を適用したため、来年ドニントンでの開催が不可能となった。イギリスGPを存続させるには今年の開催地であったシルバーストンで開催するしかないのだが、FIAとの交渉は芳しくないようだ。

 バーニー・エクレストンは「世界モータースポーツ評議会(WMSC)が開かれれば、彼らの名前は消される。そうしなければならないだろう」と現段階ではイギリスGPがカレンダーから外れる可能性がある事をメディアに語っている。来シーズンのカレンダーの最終決定は来月の11日で、それまでに契約が締結出来なければカレンダーから外れる事になると言う。

 イギリスGPの主催者側もドニントンパークの件を受けて慎重になっており、長期契約の商業的条件の面において両者の折り合いがつかないようだ。エクレストンは期日までに契約を結ぶ事を促すと共に、「私は実現のために非常に多くの時間を割いてきたが、シルバーストーンが特別扱いを受けることはない。なぜ、そこまでしなければならない?」と、契約を結ぶ事が出来なければカレンダーから外す覚悟がある事もコメントしている。果たして伝統ある一戦は来年もカレンダーに残る事は出来るのだろうか。残された時間はそれほど多くない。

ウィリアムズ、チームの株式の一部を売却

2009年11月21日 13:23

 ウィリアムズはチームの株式の一部をトート・ウォルフが率いる投資ファームに売却した事を明らかにした。また、チームの取締役にウォルフが就いた事も決定した。ウィリアムズは1977年の設立以来チームの株式を売却した事はなく、今回初めてチームの株式の一部を手放す事となった。
FW31(20090620)-2
(画像はGPUpdate.netより)

ドニントン、来季のイギリスGPの開催を断念

2009年11月20日 11:37

 来年からイギリスGPの開催地となっていたドニントンパーク・サーキットだが、ドニントンパークの借地人であるドニントン・ベンチャーズ・レジャー・リミテッド(DVLL)は会社再建手続きを適用し、行政管理下に置かれる事となった。DVLLは必要な資金を調達出来ず、17年間のF1開催の契約は既に無効となっており、サーキット側も来年の開催を断念した事を認めている。

 企業再生の専門家はこの事業の売却先を探しており、売却先が見つかれば2011年の開催に向けて計画を進めていく事を明らかにしているが、F1界からの信用を失ったドニントンでの開催が簡単にカレンダーに復帰出来るとは考えにくく、F1開催に向けての計画はハードルがかなり高いだろう。

 今回ドニントンでの開催が断念されたため、来年のイギリスGPは完全に宙に浮いてしまった。イギリスでF1が開催出来るサーキットは今年まで開催されたシルバーストンしかなく、今のところはシルバーストンでの開催継続が有力だが、イギリスGP自体の消滅の可能性も否定できないため、イギリスGPの先行きは不透明のままとなっているのが現状である。

ルノー、チームの株式を売却か

2009年11月20日 11:22

 依然として撤退の噂が絶えないルノーだが、ルノーの本社はチームの株式を一部売却し、F1参戦にかかるコストを抑える計画を立てているようだ。ルノーは現在、参戦計画に必要な資金が3,000万ユーロ(約39億9,071万円)と見積もっており、これを調達しなければならないとメディアは報じている。メディアによれば既にロシアのとある入札者が株式40%の買収を申し出たと報じている。この売却計画が成立した場合、ドライバーにはロシア人ドライバーのヴィタリー・ペトロフが起用される事が濃厚のようで、この計画の結果次第でチームの将来が大きく左右されそうだ。

 このルノーの参戦計画に左右されているのがレッドブルで、近日中に発表される予定だった来季のエンジンが未だに発表されていない。既にレッドブルはルノーエンジンの搭載を前提にマシン開発を進めている模様で、この売却計画の結果はレッドブルにも影響を与える事になりそうだ。